夏場、どうしても飼育部屋自体暑くなりすぎる場合、ケージ温度も上昇するため、エアコンを使用するしかありません。
冬場もヒーターでは間に合わない場合もエアコンを使用するしかありません。
そんなとき気になるのが電気代ですよね。
爬虫類飼育にはヒーターやら電球やらで、なにかと電気代がかかります。そんな状態でエアコンなんて付けたら電気代で死んでしまうと思っていませんか?(笑)
今回はそんな心配をしている方に役立つかもしれません。
※注意書き※
電気代は契約電力会社の単価、使用状況によって変わります。今回は金額は明記しているわけではありません。あくまで皆さんの予備知識として役立つかもしれない程度の記事です。
それではエアコンの電気代の知識を。
電気代を算定するのに必要な家電機器の定格消費電力。保温電球などは100Wなど明記してありますが、エアコンは下記です。
『例:某国内メーカー10畳用エアコンの場合』
冷房消費電力780W(125〜930)
暖房消費電力860W(135〜1390)
などと明記されています。
一体どれが消費電力だよ(笑)範囲広すぎだよ(笑)
と思ってしまいますが、これには理由があります。
エアコンは外気温、室温などを検知し、運転のパーセントを決定、制御します。
要は、気温とリモコンの設定温度の差が大きければ、100%に近い運転になるため、消費電力は高くなり、電気代も高くなります。
(例:気温35℃、リモコン設定温度20℃ 温度差15℃)
逆に気温とリモコンの設定温度の差が小さければ0%に近い運転になるため、消費電力は低くなり、電気代は安くなります。
(例:気温35℃、リモコン設定温度30℃ 温度差5℃)
この温度差が少なければ消費電力は下がります。つまり電気代が安く済むのです。
多くの爬虫類の適温は30℃近くです(例外はあります)。私達飼育者はクーリングを行う予定がなければ、これ以上温度をさげる必要はありません。
そのため、夏場の温度管理でエアコンを使用しても、実は電気代はあまり跳ね上がることはないのです。
しかし、困るのは冬です。
上記の要領でいくと冬の例は
気温5℃、リモコン設定温度30℃ 温度差25℃
夏場の例より温度差が大きいのが分かると思います。この「温度差」が大きいため、冬場の電気代は跳ね上がるのです。消費電力でみてみましょう。
先程のエアコンの(130〜1390)の中、の
最小が135W
最大が1390W
実に10倍の差になりました!(笑)
これではっきりと差が分かりますね(笑)まぁ実際はこんな単純ではありませんが(笑)、仮定の数字で見ると、なぜ冬だけ電気代が高くなり、夏場はそこまで上がらないかは理解して頂けたかと思います。
今回はリクガメや爬虫類の飼育情報というよりも、生活のための情報でしたね(笑)
※ご家庭の電気代を保証するものではありません※